不動産会社が査定をする時のポイント
不動産の査定には「訪問査定」と「机上査定」の大きく2つがあります。不動産会社はまず、データなどから算出する机上査定でお客様に金額を提示。その後、実際に現地を調査する訪問査定でより正確な金額を算出します。今回はまず、机上査定のポイントをお話ししましょう。
最も重要視するのは売却理由
不動産会社はお客様から査定の依頼が入ると、まず、依頼された物件の場所を特定します。今はGoogleのストリートビューという便利なものがあるので、公道に面している物件ならインターネットを通して見ることができます。たとえば、一軒家なら、家の外観はもちろん、表札まで見えます。物件の特定が簡単にできてしまうわけです。
一方、私道に接している物件はストリートビューには出てきません。そのため、きちんとした査定をしようと思うと、現地へ足を運んで確認しなければ難しいケースもあります。まずは物件の確認が第一。それに加えて、査定を依頼してきた方が物件の所有者ご本人なのか、ご家族なのか、それとも代理の方なのかを確認します。
不動産会社が査定を依頼され、実際に査定に動く際に最も重要視するのは売却理由です。査定の理由や目的によって不動産会社の動きは大きく変わりますし、やるべきことも異なってくるからです。実際のところ、売却理由がしっかりしているお客様は売却の話が具体化し、実現する可能性が高いのに対して、売却理由が曖昧なお客様は話が頓挫することが多くなります。
では、実際の査定についてお話ししましょう。この段階ではまだ物件の中は見られないので、まず、外観を確認します。同時に調べるのが相場です。地元の不動産会社なら、住所を見ただけで「このあたりならだいたい坪いくらかな」とか、「このマンションの3階の角部屋ならこのくらい」など、相場のデータが頭に入っているはず。そこまでプロに徹していなくても、いまはインターネットである程度の相場はわかります。これは一般のお客様でも調べることができますから、お勧めです。
信頼できる会社は机上査定でも時間がかかる!?
ある程度相場を把握した後は、いま売りに出ている物件との比較を行います。ライバル物件があるかもしれないので、この比較は重要です。競合物件に比べて売りやすいのか、メリット、デメリットなどを精査して、査定に加味していきます。売り出すタイミングによって相場や市場の反応は変わりますから、動向を見極める上でも大切な作業と言えます。
一括査定が増えてきたいま、速攻で金額を提示してくる不動産会社もあります。早く査定金額をお出ししてお客様を掴んでしまおう、という“速さ勝負”の面が一括査定にはあるからで、そのような不動産会社が目立つのは事実。前述のように、地元の不動産会社なら、住所さえ特定できればある程度の金額は即座にわかるため、さほど難しいことでありません。
それに対して、机上査定であってもできるだけ正確な金額を提示しようと考えている不動産会社は、ある程度時間はかかりますが、きちんと物件のチェックを行います。たとえば、一軒家や土地の場合、敷地が平坦なのか傾斜地なのかによって金額は大きく変化します。地形などの要件もしっかり頭に入っている不動産会社であれば、正確を期すため、より慎重に調査を行うものです。そこまで確認して、あとは建物内のことなど実際に見てみないとわからない不確定要素を加味して、プラスマイナス2〜300万程度の範囲で想定査定額を算出します。それが出せない不動産会社は避けたほうが無難です。
ちなみに、不動産会社の多くは、実際に会わないと査定金額を教えない傾向にあります。これはお客様の“本気度”を見たいから。「ちょっと聞いてみたかっただけなのに」というお客様にとっては心外かもしれませんが、不動産会社ははじめから本気です。そこは心に留めておくといいでしょう。
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